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2020年9月27日日曜日

【ポンタでポイ活】auユーザーのポイ活の基本ー支払い編(auPAYは最強!?)

1. はじめに

※ この記事の更新日: 2020年10月3日

私はセルラー時代からの生粋のauユーザーです。
My auで確認すると契約年数が24年を超えてました(2020年9月時点)。
当然、メインのクレジットカードはauPAYカードです。

今年、au WALLETポイントがPonta(ポンタ)ポイントに統合されてポイントを貯めやすくなりました。
これをキッカケにキャッシュレス決済でのポイント活動、いわゆる「ポイ活」に興味を持ちました。

他のポイントでのポイ活と比べて、auPAY & Pontaポイントでのポイ活の強みは、経済圏に縛られることなく、好きなお店での買い物でもトップに近い水準の高還元率を得られる点です。

まだまだ試行錯誤中ではありますが、私が調査&実践している中から、auユーザーのポイ活の基本と考える内容を紹介します。

多くの方にとって、ポイントを貯めるメインの方法は買い物時のポイント還元になります。
ですので今回は基本となる、お得な「支払い方法」を中心に記事にしました。

とりあえずPontaポイントでのポイ活の2020年10月時点の結論は、
「auPAYカード(クレジットカード)でチャージして、auPAY(プリペイド)で支払い」が、使うお店によらず広く1.5%以上の高還元率を得られる、最強クラスのポン活になっていると思います。

2. ポイ活のメリット

本題に入る前にまず重要なこととして、ポイ活の「本質」はポイントを活用して支出を減らす「節約」です。
収入アップが目的の場合は、副業をする方が遥かに効率的です。
在宅の副業をしたい場合は、CrowdWorksやランサーズに登録すると始め易いと思います。

それでは、本題。
ポイ活全般について色々なネット情報を調査したところ、アンケート回答、クーポン利用やキャンペーン参加、特売日を活用した買い物をメインにポイ活して、平均1000〜3000ポイント/月くらいゲットしている方が多いようです(1ポイント=1円換算)。

auPAY (プリペイド)をメインにしたPontaポイントでのポイ活は、特に効率が良い部類です。
毎月いくら買い物に使っているかで節約金額は大きく変わりますが、キャンペーンとクーポン、それと三太郎の日のau PAYマーケットをこまめに活用するだけでも月平均で3000〜5000円/月以上の節約をできると思います。

貯めたPontaポイントは、基本的には「三太郎の日」と「還元祭」のauPAYマーケットでの買い物で使うのがかなりお得な感じです(クーポンとの併用もあり嬉しいです)。
と言うか、Pontaポイントでのポイ活はauPAYマーケットとauスマートプレミアムパスの特典&クーポンをフル活用してこそ、真価を発揮します。

※ Pontaポイント & auPAYマーケットを使ったポイ活の基本的な流れをルーティーンとしてこちらの記事にまとめました。

3. ポイ活の基本

一般論になりますが、ポイ活の基本は次の3つです。

  1. 貯めるポイントをできるだけ1つに絞って運用
  2. ステージランクを高く維持する(auのポイントプログラムステージや楽天のSPU)
  3. キャンペーン&クーポンを利用

細かなポイントをいくつも持っていても使いづらく、効率よく活用することは難しいです。

ポイントの種類ですが、特にメジャーなものだけでも、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイントやdポイント、JALやANAのマイル、WAONポイント、ポイントサイトのモッピーのポイントなど、様々なものがあります。

上手く組み合わせると、より効果的なポイ活になる組み合わせもありますが、auユーザーは、まずはPontaポイントに絞ったポイ活をしましょう。

あとトップクラスのポイ活でも通常のポイント還元は1.5%前後のため、これだけだと効果は正直微々たるものです。
1万円使っても還元されるのは数百円程度です。
「高いステージランク」の状態で、「キャンペーン」や「クーポン」を活用することで5%以上、時には30〜100%還元と言う状態が発生します。

4. Pontaポイント還元率

2020年9月時点のauPAY & auPAYカード関係のポイント還元率を下に記します。
キャンペーンをよくやっていて、その時々により結構変わります。

【Pontaポイント還元率(2020年9月時点)】

  1. auPAYカードからauPAYへのチャージ 1.0%〜3.0%
    基本は1.0%です(詳細はauのHPを参照)。
    還元率はポイントステージ&キャンペーンで変動します。
    2020年8月〜10月はキャンペーン期間中で、上限1万円/月の制約ありですが、シルバーの方で1.5%、ゴールドで2.5%、プラチナで3.0%の高還元率です。
  2. auPAYでの支払い 0.5%(チャージ時分と合わすと1.5〜3.5%)
  3. auPAYカードでの支払い 1.0%
  4. Pontaカード提示 0.5%

他のポイントサービスの場合、だいたいカード提示+クレジットカード払いで合計1.5%程度の還元率です。

それに対してauPAY+Pontaカード提示だと2.0〜4.0%の還元率になります!!
と言うか、カード提示なしでも他と比べて高い還元率ですよね。

なお、ちょっと前のキャンペーン時では、au銀行からのauPAYチャージの還元率が5%だったこともありました。
また月に3回ある「三太郎の日」の時は、合わせてキャンペーンやクーポンも結構でますので特に還元率が大きくなりやすく、実質の還元率2桁台と言うことも頻繁に発生します。

こまめにキャンペーン内容を確認することが重要ですね!

5. auユーザーの支払いはauPAY(プリペイド)一択です

注) auPAYマーケットでの支払いのみ「auPAYカード」にしましょう!
 「お買い物特典プログラム」で+5%が付きます。

Pontaポイントを高還元率で貯めるためのauユーザーのポイ活のキモは、auポイントステージプログラムで「少しでも高いステージランクを維持すること」です。
※ auポイントステージプログラムの詳細はauのHPでご確認ください。

そのための基本的な行動・活動は次の4点です(2020年9月時点)。
繰り返しになりますが、現在はauPAYカード(クレジッドカード)でチャージしたauPAY(プリペイド)からの支払いが高還元率ですので、それに合わせた内容になっています。

  1. auPAY(プリペイド)で買い物する
    auPAYはプリペイド方式のため、支払いに際して予めチャージしておく必要があります。チャージは、auPAYカードかau銀行のうち、その時々で還元率の高い方を選びましょう。
    チャージはauPAYアプリから簡単にできます。
    ほぼすぐにチャージ額が反映されるので、支払い額を聞いてからチャージしても問題になることはほとんどないでしょう。
    auPAY(プリペイド)の凄いところですが、とにかく多様な支払い方式に対応しています!!
    auPAY(プリペイド)の使いやすさと、高めのポイント還元率から、ほぼどこで使っても1.5%以上の高還元率の恩恵を受けられます。
    できる限り支払いは全てauPAY(プリペイド)に集約しましょう。

    【auPAY(プリペイド)で出来る支払い方法】
    • QRコード決済
    • ApplePayを使ったQUICPay+決済
    • ApplePayを使ったauPAYのクレジット決済(※)
    • auPAY(プリペイド)のカードを使ったクレジット決済(※)
      ※ auPAYはMasterCardのクレジットカード扱いです。MasterCardが使えるところならばクレジットカード的に使用できます。
      またApplePayを使って、MasterCardのコンタクトレス決済も可能です。「タッチ決済」や「クレジット決済」と言えば、ApplePayを使って支払いできます。

  2. auPAYでの支払いができない所では、auPAYカード(クレジットカード)で支払う
    auPAY(プリペイド)と比べると多少還元率は悪くなりますが、ポイントステージを高く維持するために現金払いではなく、auPAYカードで支払いましょう。
    ただ現状では既にauPAY(プリペイド)で支払いできないシーンはほぼ無いので、auPAYカードで支払うことはまず無いでしょう。

  3. Pontaポイントが付くPonta経済圏のお店ではPontaポイントカードを提示
    au PAYアプリで簡単にPontaポイントカードを提示できます。
    Ponta経済圏のお店では忘れずにPontaポイントカードを提示しましょう。

  4. 毎日au PAYアプリとMy auアプリを起動する
    (支払い方とは違いますが、かなり重要ですので、ここで書いておきす。)
    11月以降どうなるか不明ですが、現時点ではポイントステージが高いほど、auPAYのチャージの際の還元率が良くなります。
    いずれにしてもステージ制を導入しているので、高ステージほどお得なサービスを受けられるでしょう。
    ポイントステージは過去3カ月間のスコアによって決まります。
    毎日この2種類のアプリを起動することが、ポイントステージのスコアを稼ぐためにかなり有効です!
    あと、何より毎日auPAYアプリを立ち上げていれば、お得なキャンペーンを見逃すことも減ります。

6. 基本のアプリ構成

現在はQRコード決済が話題になりすぎていますが、実はQUICPay+やMasterCardのタッチ決済を使ってauPAY決済できるお店がかなりあります。

私の実感では、現時点ではauPAYのQRコード決済よりも、QUICPay+やMasterCardのタッチ決済を使えるお店の方が圧倒的に多いように感じています。

以下に、auPAY(プリペイド)で支払うためのiPhoneでの基本的なアプリ構成を紹介します。

【auユーザーのポイ活 基本アプリ構成(iPhone)】

  1. Walletアプリ
    iPhoneにデフォルトで入っているアプリです。
    WalletアプリにauPAYを登録すると、ApplePayを使ってQUICPay+やMasterCardのタッチ決済を使ったauPAY決済ができるようになります!

  2. au PAYアプリ
    QRコード決済とPontaカードの提示を簡単にできるようになります。
    チャージもこのアプリから即座にできます。

    auPAYマーケットの買い物は、auPAYアプリから行きましょう(下図)!
    auPAYアプリの「ショッピング」経由で買い物すると還元率が+1%されます。
    ※還元されるのはauPAYマーケット限定版 Pontaなので、ワラウなどの他のポイントサイト経由でも良いです。

    あと毎日1回は起動しましょう!
    auポイントステージプログラムのスコアの加点になります。




  3. My auアプリ
    auPAYの残金、auPAYカードの使用状況、au通信量やPontaポイント、ポイントステージのランクの確認用アプリとして使用します。ホームのところをメインに使います。
    毎日1回は起動しましょう。
    auポイントステージプログラムでのスコアの加点になります。

  4. auスマートパス
    主にクーポンの調査&入手に使います。
    余談になりますが、gifteeって言う外部アプリと連携させると毎月ローソンでお菓子を1個貰えます。

  5. au PAY マーケット
    【注意】auPAYマーケットでの買い物は、auPAYアプリの「ショッピング」から行いましょう!
    auPAYマーケットアプリは、auPAYマーケットで使えるクーポンやキャンペーン、タイムサービス情報が分かりやすいので、チャンスの見逃しが少なくなると思います。
    iTunesカードはauPAYで買うのが一番お得です(これ重要)!!
    auPAYマーケットでの買い物はiTunesカードでもauPAYカード(クレカ)で支払うことができるのでポイント還元を受けられます。

  6. モバイルSuica(モバイルSuica使用の方のみ)
    モバイルSuicaへのチャージはApplePayからしましょう。auPAYでの支払い分のポイントは付きませんが、auPAYへのauPAYカードからのチャージ分はポイントが付きます。

7. さいごに

お得なポイ活方法は、その時々のキャンペーン内容によって、大きく変わる可能性があります。

2020年9月現在は、キャンペーンで、auPAYカードからのauPAYへのチャージが高効率です。

今後もauPAYでの決済をメインに据えることは間違いないと思いますが、チャージ方法はau銀行からのバージョンもありますので、キャンペーン情報を確認しましょう。

これからもキャンペーン内容をチェックしながら、少しでもお得なポイ活をできるように、楽しんでいきましょう!

2020年9月6日日曜日

【親子向け】ミニ四駆の丁寧な作り方(MAシャーシ)

1.はじめに

別記事で親子向けにミニ四駆のキットの選び方と、キットのまま無改造で作る際のお勧めの工具類を紹介しています。

今回、ミニ四駆のキットを一台準備して実際に作りながら、ちょっと真面目に「丁寧な素組みマシン」の作り方を紹介します。

昔から言われていることですが、丁寧に作られたマシンは速いです。
でも初心者の場合、「丁寧」に作るってどういう事??ってなると思います。
ミニ四駆界隈で言われる「丁寧」は、「コツ」や「ノウハウ」って呼ぶべきものかも知れません。
私の知っている範囲になりますが、少しでも「丁寧」の意味が伝われば良いなって思い、記事にしてみました。

【今回作ったニューマシン】

作り方の大きな流れは、次のようになります。

1)仮組み(ギヤの歯面には潤滑剤をつけません)
2)慣らし運転(ギヤの当たり出し)
3)本組み(ギヤの歯面に潤滑剤を塗布)
4)慣らし運転(潤滑剤の馴染ませ)
5)タイヤの面出し
6)ボディーの組み立て、シール貼り、クリア吹き
7)完成

2.キット紹介と前準備

2.1 今回作ったキット

今回選択したキットはMAシャーシの「ヘキサゴナイト BLACKスペシャル」です。

なんちゃらスペシャルや、なんちゃらリミテッドって名前のキットは基本的に期間限定販売のもので、お得感の高いパーツが付いていることが多いのでお勧めです。

ヘキサゴナイトBLACKスペシャルは、特にスーパーハードの小径ローハイトタイヤが標準装備になっている点がポイント高いです。

タミヤ TAMIYA 【ミニ四駆】ミニ四駆特別企画 ヘキサゴナイト ブラックスぺシャル(MAシャーシ)

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2.2 前準備(下ごしらえ)

1) ボディー

ゲートカット跡やバリで気になる所があれば、デザインナイフやダイヤモンドやすりで修正しておきます。

その後、食器用の洗剤を使って表面を洗い、乾燥しておきましょう。

ステッカーが剥がれにくくなったり、塗装する場合に塗料の付きが良くなります。

2) シャーシ

まずシャーシのネジ穴になる所にタップを使ってM2の雌ネジを切っておきます。
一手間かけてこの「下ごしらえ」をしておくだけで、小さなお子さんでも凄くミニ四駆が作り易くなります。

使うタップはM2用の0.4mmピッチ(上タップ)です。

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後々の改造の際にも雌ネジ切りしてあると作業がはかどるので、今回使わない穴も含め全部の穴を雌ネジ加工しておきましょう。

3.組み立て

前準備でボディーを洗って乾燥中だと思いますので、ボディは一番最後に作りましょう。

シャーシ側の組み立てからボディーの仕上げまで、それぞれでのポイントを解説します。

1)ローラー

ローラーはコースの壁に接触した際にスムーズに回転しないと走行が安定しなくなるので、ローラーの側面全周をダイヤモンドやすりでヤスリがけします。
指で触って、引っかかる所があれば、綺麗に慣らしておきましょう。特にゲートカットした所が凸になり易いです。

2)ベアリング

キット付属のプラスチック製ベアリングをシャーシに取り付けた際、きちんと奥まで入ると下の写真の青丸印のようになります。

もし取り付けた際にシャーシからベアリングが飛び出していたら、ベアリングの外周や上下面でゲートカット跡などが凸になっていると思います。

しっかり取り付けできるように、ベアリングのゲートカット跡をローラーと同様にダイヤモンドやすりで整えましょう。
周方向だけでなく、上下面方向にも凸部があれあダイヤモンドやすりで整えましょう。

お子さんが作られる場合、ベアリングがシャーシにちゃんと入っていなくて、遅いマシンになっていることが時々あります。

3)ホイール

もしホイールのシャフト取り付け部が下の写真のようにフラット形状ならば、ホイールのシャフト取り付け穴の付近の外周の面取り加工をします。
(ホイールの形状によっては、この工程は不要です。)

ベアリングとホイールの端面が接触した際にホイールのエッジで擦れると、マシンが遅くなります。
また後々、ベアリングを620ボールベアリングに交換した時にはベアリングの内輪にしか接触しないようにする必要があります。
残しておくフラット部ですが、「2mmワッシャー小」くらいのサイズが残るくらいまで面取り加工しましょう。

4)シャフトとホイールの取り付け

シャフトをホイールに取り付ける際のポイントは、回転ブレを小さくなるようにして、さらに走行中に外れにくくすることです。

シャフトの取り付け方向の選定方法については、モノグリーンさんの動画でかなり詳しく紹介されていますので参考にしてください。

私は下のような状態で手でホイールを回転させてホイールのブレチェックをしています。

シャフトをホイールから抜く時に、シャフトを曲げてしまい易いです。力が必要ですが、注意しながら慎重にまっすぐ引き抜きましょう。

シャフトとホイールの固定は、色々な方法が提案されています。
私はシャフトの挿入部をダイヤモンドやすりで少し荒らした後、マッキーなどの油性ペンで黒塗り(塗膜作り)してわずかに肉盛りしてから取り付ける方法で固定しています。

これと同じ方法でモーターとピニオンギヤも固定します。

この方法は一軸マシンのプロペラシャフトのギヤの固定にも使える便利な方法ですので、ぜひ覚えておいてください。
(プロペラシャフトへの応用についてはNOIRさんの動画で詳しく紹介されていますので、気になる方は見てみてください。)


5)タイヤの取り付け

タイヤはちゃんと固定しておかないと、走行中にホイールから外れてしまう事故がよく起こります。

プラスチック製ホイールは、金型からの抜き勾配がついていて先端に行くほど細くなっています。
このままタイヤを取り付けるとタイヤの接地面が結構傾いてしまい、コースと上手く接地できません。

これら2点への対策として、5mm幅の両面テープをホイール先端側に一周貼るのがポイントです。
先端側のみに両面テープを貼ることでホイールの傾きをかなり補正できます。
ホイール全面に両面テープを貼っていませんが、これで十分しっかりタイヤを固定できます。

タイヤのパーティングライン(金型の合わせ面跡)がある側を外側になるように装着した方が接地面が水平になり易いのでお勧めです。


6)シャーシへの潤滑剤塗布

オイルペンでのオイル塗布と、綿棒によるグリース塗布を使い分けます。

スムーズに回って欲しい所はオイル塗布、回って欲しくないけど回ってしまう所は綿棒を使ってグリース塗布します。
グリースはオイルよりも粘度が高いため、オイル塗布した所が優先的に回るようになります

オイル塗布は「軽く一塗り」が基本です。全体に満遍なく塗る必要は全くありません。
一塗りでもつけ過ぎくらになります。
こんなに少なくて大丈夫かな!?って心配になる程度でも、実際にはまだ多いくらいです。

一部分に一塗りして、2回目の慣らし運転で、潤滑の必要な所全体に行き渡らせて馴染ませます。

[注意]この段階ではギヤの歯面には潤滑剤をつけないこと!!
潤滑剤を付けてしまうとギヤの当たり出しの慣らし運転に数十時間単位の途方も無い時間が必要になります。

もし歯面に潤滑剤を付けてしまったら、サーキットで一杯走らせて気長に慣らし運転していきましょう。

7)ローラーへの潤滑剤塗布

オイルペンでローラーの内径、両端面にのみオイル塗布します。これも極少量付けて、軽く回して全体に馴染ませましょう。
キッ素組の場合、適量塗れれば、手回しで空転1秒〜2秒弱くらいになると思います。体感で空転時間が0.5秒くらいあれば、ひとまずは上手く塗れた方だと思います。

逆に空転が体感0.5秒も無いくらいなら、明らかにオイルを付け過ぎです。

お子さんがこのレベルでの組み立てをされる場合、オイルペンでオイル塗布して綿棒で軽く拭き取れば、まずまず良い感じになるかと思います。

ローラに潤滑剤を塗りすぎると、間違いなく遅くなります。
子供達のマシンで遅い子のマシンは、ローラーの潤滑剤が多すぎることが原因になっている事が多いと思います。

8)モータへのピニオンギヤの取り付けとギヤ加工

タイヤシャフトとホイールの固定に使った方法でモータとピニオンギヤも固定します。

ピニオンギヤの先端は軽く面取り加工しておくと良いと思います。これはおまじいみたいなものですので実施は任意です。
お子さんのマシンの組み立て進行待ちの時とかの空き時間があれば、実施してみましょう。

ピニオンギヤの加工の意図ですが、ピニオンギヤの相方になるカウンタギヤは走行中に結構暴れます。カウンタギヤが暴れた場合でもしっかりパワーを伝えらえるようにエッジを落として、かみ合いをしっかりさせようと言うものです。

  • モータシャフトのピニオンギヤ取付部をダイヤモンドやすりで軽く荒らす
  • 油性マジックで黒塗り(インク塗布)
  • ギヤ取付後、ギヤ端面の面取り加工(時間があれば実施)

9)タイヤの面出し(任意)

ノーマルキットの素組みではほとんど効果が出ないことが多いですが、理屈としては有効なため、時間があればやっておいた方が良いものです。

タイヤの面出しは、上級者の使うペラタイヤの速い理由の1つだと思います。

無加工のタイヤにはゲートカット跡の凸部、パーティングラインの段差やバリがあり、またホイールの抜き勾配に由来する傾きも発生するため、路面とちゃんと接触できません。

そうするとしっかりとタイヤがグリップできず、加速力が悪くなり、遅くなる原因になり得ます。また実車のタイヤでもそうですが、タイヤの表面が一皮むけると本来のタイヤのグリップ力が発揮されます。

タイヤの面出しですが、ダイヤモンドやすりを軽く当てて、優しく3回程度擦れば、パーティングラインはほとんど目立たなくなると思います。始めはこの程度で良いです。
ゲート跡はなかなか除去し切るのは難しいので完璧を目指す必要はないです。

加工前と面出し後の感じが分かるように下に写真を載せておきます。

いきなり沢山削るとタイヤの形が真円から崩れてしまいます。完成後、走行させながら、全面当たりするまで少しずつ面出しを進めましょう。

10)慣らし運転(ブレークイン)

慣らし運転は、ギヤの当たり出しと、潤滑剤の馴染ませ目的で各5〜10分の計2回実施します。

慣らし運転の時、振動でマシンがズレていってしまうのですが、ミニ四駆キャッチャーがあれば便利にできます。
(さんちゅうさんが動画の中でブレークインをする際にミニ四駆キャッチャーを使っていました。今回、真似してみたら慣らし運転が快適でした。これ良いですね)

【慣らし運転の光景】

11)ボディーのステッカー貼り&クリア吹き

ボディーにステッカーを貼ったら、クリアを吹いておきましょう。
ステッカーが剥がれにくくなり、カッコいい状態を長く保ち易くなるのでお勧めです。

クリアは2〜3回に分けて少しずつ吹いて厚くしていくと良いです。
1回目、2回目は薄く塗る感じで、少なめに軽く吹きましょう。2〜3時間開けて、しっかり乾燥させてから吹くと、上手く仕上がりやすいと思います。

私は雨の日を避けて薄めの重ね塗りをしているためか失敗したことはないのですが、湿度が高い日に吹くとクリアが白濁する場合があるそうです。

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4.ジャパンカップジュニアサーキット(JCJC)でのタイム

参考として、JCJCを連続走行させた際の3周1セットでのタイムを載せておきます。
使ったバッテリーの電圧は2.63〜2.65Vです。
タイムはスマートフォン用アプリのLapTimerで計測しました。

始めの3周は5秒台前半、以降の3周は4秒後半でした。
潤滑剤を塗った方が速いのは当たり前と思われるかも知れませんが、実は潤滑剤を塗りすぎると、潤滑剤なしの時よりも遅くなることが多々あります。
グリースを一生懸命塗った子のマシンが遅くて、グリースを塗り忘れた子のマシンが1番速いってことが起こります(笑)

なおJCJC3周での0.2秒は結構な差です。競争した場合、圧勝に近い差が付くタイム差です。

潤滑剤なしの場合、磨耗してパーツが早くダメになってしまいますので、潤滑剤は必須です。
潤滑剤を最適量塗れるようになるのがレベルアップの第一歩です。
こまめにメンテナンスして、つど最適量の潤滑剤を補給してあげましょう。

ちなみに電圧を少し低めに設定したバッテリを使いましたが、フル充電後のMax電圧のバッテリを使ったらもっと速くなります。
フル充電ではありませんが、参考に手元にあった2.73V時の結果も載せておきます。速度はバッテリ電圧だけでもかなり変わります。

【ギヤの当たり出し後】

【潤滑剤馴染ませ後】

【2.73V時】

5.さいごに

少し詳しく素組みの時の「丁寧」な組み立て方を紹介させて頂きました。

お子さん達と一緒にミニ四駆を作ると、パパさんは結構待ち時間が発生することがあります。
その時は、「丁寧」に作り込むことで時間調整してみてください。

あんまり「丁寧」に作りすぎると、JCJCくらいのシンプルなコースではお子さんとのレースの際、大人気ない結果になるかも知れません(笑)
その場合は、早めにサーキットに遊びに行きましょう。

ちなみに上のJCJCのタイムですが、ドノーマルのキット素組ノーマルモーター車としては結構速いタイムだと思います。少なくとも我が家の最高タイムでした。今までは息子が作ったVZバンキッシュの5.2秒台が最速でした。
またネットに挙がっているドノーマル車のJCJCタイムは、5.2〜7秒くらいのようです。

ん〜。良いマシンが出来ました!

6.後日談

その後、行きつけのサーキットでシェイクダウンを兼ねて少し走らせて来ました。
で、メンテやら何やらゴチョゴチョいじった結果、少し遅くなってしまいました。

サーキットで走らせて傷んだフロントシャフトとフロントのカウンタギヤのシャフトを交換して、駆動部、ローラー周りの清掃と潤滑をやり直しただけなんですが、ベストセッティングは難しいですね(笑)




【ポンタでポイ活】ポイントサイトってどれ使えば良いの!?

1.はじめに ポイ活をスタートし始めて、そろそろポイントサイトを使ってポイントを貯めようとした際、ポイントサイトがたくさんありすぎて、「結局どれを使えば良いんだ??」ってなりますよね。 私もそうでした。 特にPontaポイントでのポイ活は、2020年5月にauがPontaポイ...