1.はじめに
2010年ごろ、年長と小学校低学年だった子供達に理科に興味を持ってもらいたくて夏休みにミニ四駆を作ったのを切っ掛けに、2012年頃まで子供達とショップのレースや公式戦に参加していました。
今年、泊まりにきた甥っ子達にも理科に興味を持ってもらいたくて一緒にミニ四駆を作ったのを切っ掛けにミニ四駆を再開しました。
子供にとって、やっぱり自分の手で作ったマシンがちゃんと動いた感動は凄いみたいですね。
彼/彼女らの作っている時の集中力や、走らせた時の目の輝きが素敵で、見ていた私も感動しました。
夏休みということもあり、ミニ四駆をはじめる人の参考になればと思い、ミニ四駆を作る時のおすすめ工具類を紹介します。
2.おすすめ工具
初めてミニ四駆を作る時にあると便利なおすすめ工具類を下に示します。
- ニッパー(プラスチック用のストレート刃、またはプラモデル用の薄刃ニッパー)
- デザインナイフ
- ダイヤモンドやすり(平型。半丸型もあれば便利)
- +ドライバー(サイズ No.1、先端が磁石)
- 両面テープ(サイズ 幅5mm)
- 綿棒
- ピンセット
- ハンマー
- スパナ(二面幅寸法 4mm、お勧めはコンビネーションスパナ(片目片口スパナ))
3.おすすめ工具の説明
1)ニッパー
ニッパーはゲートカットに使います。
プラモデルの部品はランナーと呼ばれる物にくっ付いています。部品をランナーから切り離すことをゲートカットと言います。
ゲートを綺麗にカットし易いことから、プラスチック用のストレート刃のものが良いです。
上の写真の物は普通のストレート刃品ですが、特にプラモデル用の薄刃ニッパーがお勧めです。
百均の物でも使えますが、ニッパーは少し高くてもよく切れる物を購入されることをお勧めします。
ニッパーが無い場合、ゲートカットは少し難しくなりますが、大きめの爪切りでも代用できます。
綺麗にゲートカットを出来ると、デザインナイフを使わなく済むので、特に小さなお子さんと一緒に作る場合は、プラモデル用の薄刃ニッパーを購入されることをお勧めします。
2)デザインナイフ
カットしたゲート跡が大きく凸に残った場合や、目立つバリがあった場合に、これらの除去に使います。
カッターでも代用できますが、デザインナイフは切れ味がよく、小さな力で除去作業をできるのでお勧めです。
ただ、カッターに比べると段違いに良く切れますので取り扱いには十分注意して下さい。
デザインナイフである程度除去できたら、ダイヤモンドやすりで仕上げましょう。
小さなお子さんの場合は、凸部をニッパーで出来るだけ小さくしたのち、少し時間が掛かりますがダイヤモンドやすりで削り取ることをお勧めします。
もしどうしてもお子さんにデザインナイフの使い方を教えたい時は、少しずつ薄く切り取るようにアドバイスしてあげて下さい。力を使わずに優しく&薄く切り取るようにするのがコツです。
3)ダイヤモンドやすり
少し凸になったゲート跡やちょっとしたバリの除去に使います。また、特にタイヤにはバリや段差がほぼ発生しているので、この除去や形を整えるために使います。
百均の物で問題ありません。
平型のものが1本あるだけで大丈夫です。
将来、曲面部のやすり掛けをすることも増えてくると思いますので、半丸型もあれば
便利です。
4)+ドライバ
ミニ四駆のネジはM2サイズです。
よく使われている一般的なネジよりも少し小さいサイズのため、ドライバーは一般的なNo.2サイズではなく、No.1サイズのものをお勧めします。
あと作業性が高まるので先端が磁石になっている物がお勧めです。
百均品でも十分です。
5)両面テープ
両面テープはタイヤとホイールの固定に使います。テープ幅は5mm品がお勧めです。
両面テープで固定しておかないと、特に長いコースで走行中にタイヤがホイールから外れるトラブルが発生しやすくなります。
テープ幅5mmではホイール幅より小さいですが、十分な固定力を得られます。
ホイールは先端に行くほど細くなっているので、このままタイヤを取り付けるとタイヤの接地面が傾きます。
ホイール先端側に5mm幅の両面テープを一周巻くように貼ると傾きを補正でき、タイヤの接地面を平にし易いです。
幅5mmの両面テープは色々なメーカから発売されていますが、ニチバン品が持ち運びに便利なサイズなので私は愛用しています。長さが短くて割高に見えるかも知れませんが、5mm×9mのテープが2巻並んで入っていて実際は18m分あるので十分な容量です。
ニチバン ナイスタック 両面テープ 幅5mm×9m 小巻 NW-5S - メール便対象 価格:272円 |

6)綿棒
綿棒はマシンへのグリース塗布の際に使います。
グリースは極少量を塗布するだけで十分で、多すぎるとマシンが遅くなります。
グリースを付けた綿棒を使ってグリースを擦り付けることで、適量を塗布できます。
7)ピンセット
ピンセットはボディーにシールを貼る際に使います。
ピンセットを使わなくても貼れますが、小さいシールや位置合わせの難しい形状のシールの場合、ピンセットを使った方が作業をし易く、綺麗に貼れます。
8)ハンマー
ハンマーはシャフトとホイールの組み立ての際にあると便利で、精度良く組み立てできるようになります。
シャフトは曲がり易いので、ハンマーで軽く叩いて少しずつホイールに挿入します。
何か硬い物があればそれでも代用できますので、必須工具ではありません。
購入される場合、百均の物で問題ありません。小さめのものが使い易いです。
9)スパナ
ミニ四駆をキットのまま作る時は、ナットを使わないためスパナ類は不要です。
またスターターパックなどのナットを使うキットでは、小さなスパナがキットに付属されてます。
ですが恐らくすぐに、もしかしたら初めてのキット購入と同時にファーストトライパーツセットなどを購入して、ナットを使ったパーツ固定をされると思いますので、早めにスパナ類を入手することをお勧めします。
ミニ四駆ではM2のネジを止めるための4mmナットを使いますので、スパナ類は4mm用を準備しましょう。
お勧めは上の写真にもある、片方がスパナ、片方がレンチになっている”コンビネーションスパナ”と呼ばれる物です。
余裕があるならば4mm用のナットドライバーもあると作業がはかどります。
なお、4mm用のスパナやナットドライバーはほとんどのホームセンターで置いていないと思います。近所のホームセンターを探し回るのは時間が勿体無いのでネット購入をお勧めします。
探すのが大変だと思いますので、私が使用している京都機械工具製KTC MS02-04のリンクを下に置いておきます(写真は別型番の物ですが、品番は合っています)。
[コンビネーションスパナ]京都機械工具(株) KTC コンビネーションレンチ4mm MS2-04 1丁【307-6687】 価格:635円 |

4.さいごに
これからミニ四駆を始めようという方、私のように子供達と一緒にミニ四駆を作ってみようという方の参考になれば幸いです。
0 件のコメント:
コメントを投稿