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2020年8月22日土曜日

【親子むけ】ミニ四駆の改造ってどこから始める!?(お勧めのポン付改造)

1.はじめに

この記事は、親子でミニ四駆を始められて、これから初めての改造に挑戦しようと考えている方向けに書いています。ミニ四駆の組み立て時のコツ等はこちらの記事にまとめました。

小学校低学年以下くらいのお子さんでも、ミニ四駆を組み立てることができたなら、独力でできるお勧めの改造、順番を紹介します。

  • 私が子供達とミニ四駆を始めた頃の体験を元にしたお勧めの改造順です
  • パーツ加工することなく、購入パーツの取り付けだけでできる改造です
  • 走行で壊れた場合でも元のセッティングまで復旧させ易い内容です

今回の改造までの場合、サーキットで走行させてもまだ頻繁にパーツが損傷するようなことは無いと思います。

まずはここまでの改造でコースを走らせて、セッティングの楽しさを体験して貰えたら嬉しいです。
ここで紹介するパーツを全部付け終わった頃には、レーサーとしての腕前の方も初心者から初級者にランクアップしていると思います。

なお、今回のパーツ費用合計は工具代別で、5,000〜6,000円/台くらいになると思います。
お財布事情と相談しながらコツコツと進めて行きましょう。

2.お勧めの改造の順番

初めは購入パーツを無加工で取り付ける改造(ポン付改造と呼ばれます)がおすすめです。
ネットではATやアンカー、フレキなどの手の込んだ改造例もいっぱい紹介されていますが、まずは定番改造を使ったセッティングからマスターしていきましょう。

【ポン付け改造をお勧めする3つの理由】

  • 定番の機能を簡単に付与できる
  • 修理が必要になった際、購入部品の取り替えだけで現状復帰できる
  • 部品交換だけで色々なセッティングを手軽に試せる

具体的には以下の順番で、まずはチューン系モータを使えるマシンに仕上げていくのが良いと思います。
この一連の改造のうち1〜4は一気に進めても構いません。
4の段階まで進んだら、色々なコースを走らせて、ぜひローラセッティングをできるようになりましょう。

なお、タイヤは今回の改造に含めていません。
好きなタイミングで交換してください。
ローフリクションまたはスーパーハードのタイヤがお勧めです。

まだ抵抗抜きなどの駆動ロス改善をしていない事もあり、コースによってはライトダッシュモータくらいまでなら使えるマシンになると思います。

  1. フロント&リヤバンパーへのステーの取り付け(ローラセッティング)
  2. チューン系モータへの交換
  3. アンダーガードの取り付け
  4. ローラ角度調整プレートを使ったスラスト調整
  5. ネオチャンプ(タミヤ公式ニッケル水素充電池)の使用
  6. マスダンパーの取り付け
  7. リヤブレーキの取り付け

3.改造の説明

1)フロント&リヤバンパーへのステーの取り付け(ローラセッティング)

ステーを取り付けてローラセッティングをするだけ、ノーマルモータでも結構効果が出てマシンが速くなります。
ステー を使ってローラ幅を広げるセッティングだけでもしばらく遊べると思います。

例えば私はこの段階で、各部に塗るグリースやオイルの最少量を探って遊びます。
私の本業が、トライボロジストと呼ばれる摩擦制御の専門家なこともあり、潤滑にはこだわります。

グリースやオイルは極少量塗れば速くなりますが、塗る量が多いとマシンは遅くなります。ちなみにボールベアリングならば10μℓほど油を塗布して上手に馴染ませれば、連続運転で少なくとも5時間くらいは潤滑できます。

初めてのローラーセッティングの場合は、ファーストトライパーツセットの使用をお勧めします。
バラで好みのパーツを揃えるのは結構大変です。
まずは、ファーストトライパーツセットのセッティングを基本形として使ってみて、その後の試行錯誤の中で色々とパーツを取り替えていくと良いでしょう。

潤滑剤としてはグリースではなくオイルペンがお勧めです。
オイルペンで軽く一塗りにとどめて、ぜひ潤滑剤の効果を試してみてください。
しばらく空転させてオイルを十分馴染ませても、まだ音や振動が気になる場合は、音の原因になっている部分にさらに一塗りする感じで少しずつ塗布量を調整してみましょう。
塗り過ぎていると手回しで空転しなくなります。その場合は綿棒なので軽く拭き取りましょう。

[オイルペン]
ミニ四駆をするなら1本は必須でしょう。
オイルを使い切ったペンは、捨てずにグリース塗布用の筆として使いましょう。
一度使うとオイルペン無しのミニ四駆生活なんて想像できなくなりますよ。

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[FM-Aシャーシ用]

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2)チューン系モータへの交換(モータセッティング)

チューン系モータを使い始めると、コースから飛び出だしてしまう場合が出てくると思います(コースアウトって言います)。

チューン系モータにはパワー型(トルク)、バランス型(アトミック)、速度型(レブ)の3種類(※)あります。できれば3種類入手し、コースを走らせながらコースにあったモータを見つけましょう。
※MA/MSシャーシ用のモータはモータ名称の末尾に「PRO」と付いた両軸モータです。
その他のシャーシは片軸のモータです。下にチューン系片軸モータを示しておきます。

もしどれか1つだけ買ってみる場合はトルクチューンモータがお勧めです。現時点では、駆動系の改造をしておらず駆動ロスが大きい状態のマシンのため、パワーのあるモータが使い易いと思います。

モータに付けるピニオンギヤは、耐久性に優れて、緩みの発生しにくいカーボン強化8Tピニオンギヤがお勧めです。

あと、モータケースも各自1個ずつ確保することをお勧めします。
長く続けていると各モータごとに1ケースとか欲しくなってくると思います。

[トルクチューン(パワー型)]

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[レブチューン(スピード型)]

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[ピニオンギヤ]

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3)アンダーガードの取り付け

※この改造はFM-Aシャーシでは不要です。FM-Aシャーシではキットに同等の効果のあるパーツが初めから付いています。

アンダーガードを付けておくと、ジャンプの着地の際にコースに入り易くなります。
多少コースからずれてコースアウトしそうになっても、コースの壁を滑り落ちてコースに復帰する様になるので完走率が上がります。

またアンダーガードをジャンプ前のバンクで少し擦る程度に低めに取り付けておけば軽めのブレーキ替りにも使用できます。

アンダーガードは走行安定性を高める凄くお勧めの改造です。
私達親子もフロントブレーキを使い始めるまでは、アンダーガードを必須アイテムにしてました。何度もレースで助けられたパーツです。

あとアンダーガードは様々なカラーのものが不定期に販売されます。
標準品はグレー色ですが、ネットでならば、過去に販売された限定色でも定価で入手できる場合が多いと思います。
ぜひ自分好みの色のものを見つけて、オリジナルマシンにしていきましょう。

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4)ローラ角度調整プレートを使ったスラスト調整

ジャンプや着地ではなくて、コーナー走行中やレーンチェンジ(LCとも呼ばれます)でコースアウトする場合があります。

コーナーやレーンチェンジでのコースアウト対策としては、(1)コーナーへの進入速度を下げる、(2)コーナー中で飛び出しにくくする、(3)他、があります。
スラスト調整は(2)のための改造(セッティング)方法です。

ローラ角度調整プレートをフロントステーとシャーシのバンパーの間にセットすることで簡単にローラ角度(一般に、スラストと呼ばれてます)を大きくできて、コースアウトしにくくできます。

また逆にローラ角度調整プレートを使ってスラストを小さくすることもできます。
スラストを小さくするとコーナーでコースアウトし易くなりますが、コーナーを速く駆け抜けられる様になり、タイムアップを狙えます。

スラスト調整をできる様になるとマシンのセッティングの幅が広がります。特にこのパーツは1人2セット確保することをお勧めします。ローラ角度調整プレートを2枚重ねてセットすることで、もの凄くセッティングの幅が広がります。

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5)ネオチャンプ(タミヤ公式ニッケル水素充電池)の使用

ネオチャプはミニ四駆の大会に出る際にはほぼ必須で必要になるバッテリー(充電池)です。市販のニッケル水素充電池に比べて容量が950mhAと少ないですが、とにかく”軽い”です。
乾電池と比べても2本で10gくらいは軽くなります。
あと難しい技術になりますが、充電量で出力調整もできるのでミニ四駆の腕を上げていくためにはネオチャンプを使っていっぱい練習していくことが重要です。

この段階までマシンの改造が進んだら、ぜひネオチャンプを入手しましょう。    
充電器として、
エネループなどの市販のニッケル水素充電池用の充電器が使用できます。
後々、バッテリのスペック管理がし易い高機能器が欲しくなってくると思いますので、今は既にお持ちのものがあれば新調は不要です。

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6)マスダンパーの取り付け

5までの改造やセッティングでも、ジャンプの対策が難しいと感じ始めたら、マスダンパーによる改造を始める時期になります。
ただ、マスダンパーはセッティングのコツを掴むまでにかなりの練習が必要になります。
上手くセッティングできないと、重りを付けて重くしただけって事になったり、さらには付けた事で逆にコースアウトし易くなったりもします。
重さを変えたり、取り付けるネジの長さを変えたり、ステーを使って、取り付け位置を変えたり、と色々試してベストセッティングを探してみて下さい。

1で購入したファーストトライパーツセットの中にマスダンパーが入っていますが、私のお勧めは、サイドに取り付ける「サイドマスダン」からのスタートです。

できれば次の3種類を入手しておくと、セッティングし易くなると思います。
 ※サイドマスダンパーセットは自分のマシンに合ったものを入手して下さい。

どれか1つなら、まずは「マスダンパースクウェアショート」をお勧めします。

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※ARシャーシサイドマスダンパーセットの使用可能シャーシの情報はタミヤのこちらのHPまで。

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※MAシャーシサイドマスダンパーの使用可能シャーシの情報はタミヤのこちらのHPまで。
FM-AではMA用のサイドマスダンパーのステーの方が使い易いと思います。

サイドマスダンで調整し切れない時に、ファーストトライパーツセットに入っているマスダンパーをを追加してみて下さい。

追加でつけるマスダンパーは、まずは浮き上がり始める側(フロント、リヤのいずれか)に取り付けてみて下さい。

7)リヤブレーキの取り付け

6までの改造でも登り坂に由来するコースアウトを上手く対策できない時は、リヤブレーキを取り付けてみましょう。
リヤブレーキは、リヤブレーキステーとブレーキスポンジ(レッド)で作るのがお勧めです。これらがセットになったものが販売されています。

ブレーキセッティングも奥が深く、スキルが必要なので、いっぱい走行させてブレーキの使い方を習得していきましょう。

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4.お勧めの改造用工具

改造を始めだすとシャーシに長いネジ(ビス)を取り付ける場合が多くなってきます。ねじ穴を切っていないところに長いネジを取り付けるのは、力も必要ですし、ドライバーの使い方にも慣れていないと難しいです。

ご紹介する工具を使って、ネジ止めの前に穴側にねじ切りをしましょう。ねじ切りすれば、お子さんでもストレスなく、楽しく改造できるようになります。

5.さいごに

ここまでの改造を使ったセッティング技術を身に付けたら、かなり難しい目のコースでも完走できる様になっていると思います。メンテナンス技術もつき始めていると思います。

チューン系モータでのセッティングに自信がついてきたら、ベアリングの脱脂や抵抗抜きなどの駆動系の改造やアルミ系ローラーへの交換に移行しましょう。

その後、ステーをカーボンやFRP2枚貼りにすれば、ダッシュ系モータも使える最低限のところはクリアしたマシンに仕上がっていくと思います。



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